ベジタリアンとは

屋久島生活から始まった

鹿児島県屋久島で暮らしていたある日、ふと思ったのです。

「もう肉魚は食べないようにしよう」と。すると、私の周りの空気が【ほっとした】感じに変化しました。それこそ【あーよかった、安心したよ】とでも言っているみたいに。

その前日までは、屋久島ならではのトビウオや屋久サバ、鹿肉料理など美味しく頂いていたのです。食べるのをやめようと決心した瞬間、一切口にしなくなりました。

あの時はサプリメントなどは興味なかったし一般的でなかったので、栄養バランスはどうだったのか分かりません。

それでも屋久島では土地のパワーや植物の力がみなぎっているのか、元気に暮らしていたと思います。6年間暮らして福岡県北九州市に転居したのですが、ここでもベジタリアン生活をしてきました。

今もそうですが、当時は本当に変わり者だと思われていたでしょうね。「肉魚を食べないなんて、何食べるん?」とよく言われたものです。

ベジタリアン生活は徐々に、身につけるものにも影響を及ぼしていきました。

皮革製品を手放す

靴、カバン、ズボンのベルト、財布、時計バンドなどは皮製品を止めました。これはなかなか大変で代わりになるもので良いのが見つからない。カバンなど一見皮を使ってなさそうでも、ちょっとしたタグに使っていたりします。

ビジネス系の靴は皮に見える人工皮革を履き、カバンもカッチリしているようなナイロン素材を使うとか。一度皮革製品を使わないと決めたら、間違って手に触れるとゾッとしました。

ベジタリアンの分類

  1. ラクトオボベジタリアン (Lacto-ovo vegetarian): 卵と乳製品は食べるが、肉や魚は食べない。
  2. ラクトベジタリアン (Lacto vegetarian): 乳製品は食べるが、肉、魚、卵は食べない。
  3. オボベジタリアン (Ovo vegetarian): 卵は食べるが、肉、魚、乳製品は食べない。
  4. ペスカタリアン (Pescatarian): 魚は食べるが、他の肉は食べない。厳密にはベジタリアンとは言えないが、肉を避ける食生活の一形態として認識されることがある。
  5. ビーガン (Vegan): すべての動物由来の食品(肉、魚、乳製品、卵、蜂蜜など)を避ける。

と分類されるのですが、私は2,または3ですね。卵を食べることもあるし乳製品を食べることもある。なくても構わないという位置です。

5ビーガンの人たちは世間でも色々と騒がしいことをしているようです。ハンバーガーショップで抗議行動をしてみたり。動物の命を搾取することに反対でもヒトを傷つけることや、暴言をはき、相手の行動を邪魔するのは構わないという考えなのですね?

メリット・デメリット

メリット:

  1. 健康上の利点:ベジタリアンの食生活は、心血管疾患、高血圧、糖尿病、がんなどのリスクを減少させる可能性がある。
  2. 環境への影響:動物農業は温室効果ガスの大きな源であり、ベジタリアンの食生活は環境への負荷を減少させる。
  3. 動物の権利:動物の虐待や不適切な飼育条件を避ける機会を増やす。
  4. 調理が簡単:肉汁や脂などでキッチンが汚れなくなる。

デメリット:

  1. 栄養不足: 適切に計画されていないベジタリアンの食生活は、ビタミンB12、鉄、亜鉛、カルシウム、オメガ-3脂肪酸などの栄養素が不足する可能性がある。
  2. 社会的な制約: 一部の文化や地域では、ベジタリアンは変わり者扱いされることがある。
  3. 食品の選択: ほとんどのレストランや食品店では、ベジタリアン向けの準備がされていない。

具体的に書いてみると、

いわゆる油濃いものは食べませんから、脂ギッシュな感じは無くなるでしょう。主食は白米(胚芽米)+雑穀となり、主菜は豆腐や厚揚げ、薄揚げです。副菜として乾燥野菜をお湯で戻してスープ代わり。トマトピューレやカレーパウダーやオリーブオイル、アボガドオイルで味付けしています。醤油や味噌類も食べるようにしています。

これら食材、調味料は自然食品の店や通販サイト、近隣スーパー、デパートなどで購入しています。数十年ベジタリアン生活なので、外で食べるものが無くても当たり前に感じます。

デメリットはやはり動物由来の成分と言われる油類や、ビタミン・ミネラル類の不足だと思います。例えばコラーゲンは動物由来のサプリメントが多くて、気にはなりながらも選択して飲んでいた時期もありました。

でもよーく探してみると、動物由来でない成分から創ったコラーゲンサプリメントがあったのです。今はそれを定期購入し、セールになればまとめて購入してストックしています。

結局 ベジタリアンは良いのか悪いのか?

結論としては、どちらでも良いと思います。

生活環境や持って生まれた体質、これからの希望と照らし合わせて最善だと思えるものを選ぶだけです。とても当たり前の結論となりました。