私について
私は大阪生まれの現在60代男性です。いまは福岡県北九州市に住んでいます。
最初は、妊娠中の姉の肩をもんだときでした、「人を癒やす仕事に就きたいな」と思ったのは。私は20代前半で、まだ漠然と描いた将来の夢です。
高卒後一度は就職したが、すぐに辞めて今で言うフリーター暮らし。バイトに行ったり家で引きこもっていたりと。
両親との生活に満足できず、自分一人だけ「玄米ご飯」を炊いたり、玄米食堂で食べてみたりと。
その頃ある自然食関連の仕事に就き、動物の世話や畑仕事を12年ほどしていました。「癒やす仕事」のことは、すっかり忘れて楽しく暮らせていました。
父を亡くして実家に戻り、障害者のヘルパーをして暮らしていました。
その人間関係に悩み、自分を信じられず分からなくなってしまったのです。その状態で紹介されたのが、関西地方のチャネリングセラピーです。
そのチャネリングセラピスト宅で話した内容が、【私が自分自身を知る】スタートでした。セラピストの前に座る。ただそれだけで、私のことを誰よりもよく分かってくれるチャネリングセラピスト。
「自分自身が分からない、いったい自分は何者か?」と、尋ねてチャネリングセラピストが私に言ってくれた言葉、内容を聞いて私は泣きました。
【やっと自分が何者かわかったんだ!】と感激して泣きました。そのセラピーは2時間でしたが、後々何回も訪れて相談してきました。話の内容を録音し、帰ってから何回も聞き直しては泣いたりしていたのです。
しまらく通って気持ちが落ち着いてきた頃に、尋ねたことがあります。
「どうして、ただ目の前に座っただけで人のことが分かるんですか?」
『目の前の人に集中するんです。するとその人の魂と繋がってきます。そこから分かってくるんですよ。相談に来られた方を通して他の人のことも見えてくるから、気になる人があれば聞いてくださいよ』と答えてもらえました。
その言葉は今も心に残り、私のソウルフルセラピーの原点となっているのです。
あるとき本屋で別冊宝島という厚めの本を買いました。そのシリーズで気功やら整体や体操などの特集がありました。
本で知った、野口三千三先生の野口体操、また野口晴哉先生の野口整体、中国の劉漢文先生の気功法から学んだことが沢山あります。
野口体操は上半身と下半身の独立した動きと、逆に連動した動きを教えていただきました。
野口整体は私が鹿児島県屋久島で開業した『いぬい整体』の整体理念の基礎となりました。先生の著書からの学びでした。
特に印象深い本は『女である時期』
女性には3つの異なる人生があると。最初は誕生から初潮までの子供時代。生理があり妊娠できる女の時代。そして生理が終わってからの人の時代。それぞれに整体の行い方は異なるし、女性本人も異なる人生観で生きるのが最もふさわしいと書かれています。
劉漢文先生には実際に1週間、中国へ気功合宿(およそ30人)へ参加して学びました。
ホテルに滞在して最初の講義でした。受講生が一人ずつ立ち方から学びます。私が立って両手を開いたときに、先生の手が私の背中に触れた瞬間。
私の心の窓がパッと開いた実感がありました。
そして先生のお言葉で、この気功法を続ける決意を持ちました。それは『この気功法は自分が健康になって終わりではありません。その健康な身体を使って社会に貢献するまでが、気功法です』とおっしゃったのです。
その合宿後1年ほど経って、私は一人で鹿児島県屋久島に移住しました。
両親を亡くし独り身の大阪を、離れて生きようと決めたのです。そこで選んだのが屋久島でした。
屋久島は友人もなく、仕事もなく、ただ賃貸住宅だけを当てにして移住しました。日々農家の日雇い仕事をしながら、少しずつ移住者や地元民とも話せる間になってきました。
ある時は海辺で押し寄せる波に向かって気合を発したり、山に入って杉の大木に抱きついてみたり。気功法を独学で極めると鍛錬していました。
ある日地元民から『家貸してあげるから、整体のお店したらいいよ』と言われて始めることに。チラシを配って回ったり、ホテルや民宿に売り込みにいきました。
そんな繋がりで地域の公民館で気功講座を開催できたり、中学校の野外活動の一貫として気功講座をさせていただりしました。
それでも暇な時間に、当時流行り始めたホームページを作ったのです。
その中で【10枚の写真・好き嫌いをメールで教えてください】と、いうのが私のセラピーの始まりです。
私が屋久島で撮影した写真を10枚並べて直感で好き嫌いを決めてもらう。それに対して感じたことを伝える。そんな単純な占いともなんとも言えないことです。
ホームページにそれを載せる前に実際に写真を持って屋久島を回りました。たまたま出会った人にそれを見せて、返事を聞いてその場で答える。それが結構当たるみたいで、相手に驚かれたり喜ばれたりしていたのです。
とても印象に残っている方が二人あります。
あるお店の店員さん、20代女性でした。その方の好き嫌いを聞いたときに、【この女性は内になにか喜びを持っている】と、ひらめきました。
そう女性に話すと「はい、今妊娠しています」と答えました。見た目は全然分からないので、言った私もびっくり。【そうか私の感じたのは、そういう喜びだったんだ】と自分の感受性を自分で納得できたのです。
もう一人は、屋久島に観光に来ていた女性。その方にも好き嫌いを聞いて、普通に会話をしていたら急に私が叱られているように感じました。
その女性はとても普通に、私と会話しています。それなのに、私の心はとても怯えていました。『なぜ、こうなったのか分からない。』そんな感情のまま別れて、一人でゆっくり思い返して気づいたことがありました。
それは【人の魂、内なる心に接するならば本気で行え。遊び半分でやるようなら止めてしまえ】と、その女性の魂が私に教えてくれていたんだと。
整体や気功法など直接身体に触れることも、魂や心に触れるときも、真剣に命がけでやらないとダメなんだと、教えてくれたと思えています。
屋久島に6年間暮らすなかで、奇跡講座との出会いもありました。
友人宅で見つけた本が「神との対話」です。
この書籍になんども出てきたのが【奇跡講座】です。これが気になって検索したら、日本語訳したテキストブックが通販されているのを見つけました。
早速手に入れて読み始めたのが、奇跡講座にハマっていったキッカケです。
奇跡講座は何度も読み出しては止めて、また読み出しては止めるの繰り返しです。今現在も書籍は全部購入しているが本棚に並んでいるだけでも、どうしても捨てられないのです。
それは私にとっては奇跡講座が真実に至る道筋だと、心底思っているからです。
あなたも、あなたの家族も含めて全員が真実に至る道が用意されています。その道の一つとして、ソウルフルセラピーがあります。
私は奇跡講座の理念・教えを土台にセラピー・整体・気功法を3本柱としています。