私の整体とは
大阪で基本を学ぶ
自然食関連の仕事を終えて大阪に戻ってきたときに、人を癒やす仕事に就きたかったと思い出し整体スクールに通いました。
説明会で手技を受けたのですが、正直これでは人を癒やすのは難しいなと思ったのです。何が悪いというのは無いのですが、私の本心とマッチングしなかったでしょう。
それで割り切って基本的な手技を学んで、初級者クラスを受講してすぐに辞めてしまいました。基本的には指圧系の手技で、それは今のスタンスになっております。
しばらくして屋久島に移住して、そこで地元の民家を借りて【いぬい整体】を開業しています。
自分を無にして手足のうごくままに
野口整体の教えも取り入れつつ、私の直感・第1感を元に整体の顧客を見て話して感じるママにやっていきます。
例えば肩が痛い顧客に整体を行う時、肩を右手の親指で押さえると次に押さえる箇所が2手ほどイメージ出てきます。将棋の先の手を読むような感じでしょう。それは私が頭で考えるより先にイメージします。
逆に次押さえる箇所がイメージできないときには、手も出てこないです。そして押さえては次、押さえては次と連続してイメージしてその通りに私の手足が動きます。その連続で30分、60分と整体を進めていきます。
私自身も『なぜここを押さえたら痛みが取れるのか?」と疑問に思うことも多々あり、あとでゆっくり考えて繋がりが分かることもあります。
つらい体験からの学び
屋久島で野外活動することで知り合った方に、整体を依頼されました。知り合いということもあって、私も熱心にやったのですがうまくいきません。
満足してもらえないまま、整体を終えました。
その方と別れてから、とてもやる気を失っていることに気づきました。疲れたし整体ももうやりたくない気分にまで落ち込みました。
そしてチャネリングセラピーのセラピストに電話で相談しました。
「この人に整体したら、とんでもなく疲れてやる気も失うほどだけど何故でしょうか?」とその顧客のお名前を告げました。そのセラピストは名前を上げるだけで分かってもらる能力があります。
すると『その人はあなたの力を奪い取っていったのよ。見た目は分からないけど気付けなさいよ』と說明してくれました。
その說明を聞いて、びっくり。
その顧客は仕事熱心だし、人当たりも良くていい人だと思っていたからギャップに驚きました。そういう人に出会ったのは初めてでした。
見た目や具体的な行為行動では測れない、その人の持つ念の強さや影響力に注意することを学びました。これは今も常に私が注意すべき学びです。
いつもいつも気を張っているわけでは、ありません
先程の体験から外見や行為行動では測れないものを、人は内在していること。内面と外面は一致しているとは限らないこと。を注意していますが、24時間常に私も気を張っているわけではありません。
それでは私が気づかれで神経が参ってしまいます。
仕事や人に合う時には、私のことは構わないようにしています。具体的には出勤日は昼食も取らない、自分のプライベートな話題は避ける。とにかく相手、顧客 、同僚上司に対して私の能力を提供することに集中します。
私の一日分のエネルギーを全部提供する気持ちで関わっています。食事を摂るとそれを消化吸収するためにエネルギーを消費します。それがもったいないのです。
出勤日で使うためのエネルギーは休日や前夜、出勤前に備えているから当日不足はしないのです。
野口整体の野口先生は自宅で整体院、や講習会を開催されていました。その休日には来客もお断りする。もしそれでも訪問客があれば、時間かけて準備をされる。人に会う時にはそれほど準備が必要で、全力で関わってこられたのです。
そこは先生に少しでも近づきたいと思う気持ちです。